2016.01.16(土)
#staff9
高齢者施設の違い
最近、高齢者向けの施設をいたるところで目にします。
施設の名前も色々あり、何がどう違うのかわかりにくに施設も多いと思います。
今回は「サービス付き高齢者住宅」の続きで、サービス付き高齢者住宅と有料老人ホームの違いについて書いてゆきます。
一般的な有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅(賃貸住宅)の最も大きな違いは契約形態にあります。
【サービス付き高齢者向け住宅】 住宅部分については建物賃貸借契約を結び、生活支援サービスを提供する場合は、別途サービス利用契約を締結します。
賃貸借契約には一般と終身があり、借家権が保障されるため、貸主に部屋を移動させられることはありません。また、退去も自由ですので住み替えが可能です。
【一般の有料老人ホーム】 多くは利用権契約となります。
入居の際に一時金を支払い、終身で「居室と共用施設を利用する権利」と「介護や生活支援サービスを受ける権利」が保障されます。
施設の都合で部屋を移動させられる場合もあります。住み替えは可能ですが初期償却が発生します。
つまりサービス付き高齢者向け住宅は、住居の権利が保障された上で、自由にサービスを選択することができる賃貸住宅であり、有料老人ホームは、住居とサービスが同一事業者によって提供される施設と言えます。
・入居時の費用
【サービス付き高齢者向け住宅】 入居一時金が必要ありません。
敷金のみですが低額に設定されています。
【一般的な有料老人ホーム】 高額な入居一時金が必要になります。
・介護サービス
【サービス付き高齢者向け住宅】 在宅での介護保険のサービスと同様の訪問介護サービスが利用できます。
【一般的な有料老人ホーム】 サービスが含まれています。
これら介護サービスは利用者の介護度によっても変わってきます。それぞれのニーズに合った快適な生活を送れるよう、ベストな住まい選びが大事になるでしょう。
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