スタッフブログ

2016.04.20(水)

#staff3

鍵のかかった部屋

こんにちは!

三度の飯より三度のハヤシライスでおなじみの上田です!

 

私は推理小説をよく読みます。

ブログのタイトルにした「鍵のかかった部屋」はミステリー作家・貴志裕介氏の作品です。

著者の貴志裕介氏は「青の炎」「悪の経典」「新世界より」など自身の作品からドラマ化・映画化・アニメ化される超売れっ子作家です。

特にこの作品は密室事件(部屋の中から鍵がかけられている状態で部屋の中に遺体がある状態)を取り上げています。

防犯・鍵のスペシャリストである主人公の榎本のキャッチフレーズが「密室は破れました」です。密室事件のトリックが紐解かれた瞬間ですね。

小説ではシリーズ三部作で長編作品として「硝子のハンマー」、短編集として「狐火の家」「鍵のかかった部屋」の順に発行されています。

ドラマでも同題で放送され、人気グループ「嵐」のメンバーである大野智が主人公・榎元径を演じ、恋愛ドラマの代表枠である月9では異例の恋愛要素皆無で高視聴率を獲得しました。

私の好きな作品の一つです。貴志先生、続編お願いしゃっす!!!

 

昨日、外回りをしているとぽつんと佇む空き家を見つけてふとこの小説を思い出しました。

近隣の人に話を聞くと何年も前から空き家の状態みたいです。

その空き家を相続された所有者さんは遠方に住んでいて、無防備に税金だけ支払っている状態です。

そしてそこにすまれていた方は10年以上前にその自宅で孤独死をしていました。

最近姿を見ないと近隣の方も心配していたそうですが、ドアの鍵がかかっていて誰も中にはいれずに遺体の発見が遅れてしまった背景があります。

少しでも早く密室が破られていたら、と思うといたたまれない気持ちになります。

どんどん増え続ける空き家と孤独死、本当に何とかしないといけません。

せめて自分が目の届く範囲だけでいいので何とかせねば。

 

2015年の5月に施行された「空き家等対策特別措置法」はまだ受身な法律だと思います。

昨日のニュースでは2級空き家管理士が設置される記事がありました。

資格がすべてではないですが、これを取得し、社会に貢献できたらと考えています。

 

私が空き家のスペシャリストになったら榎本さんの「密室は破れました」のようなキャッチフレーズを考えないといけないですね。笑