スタッフブログ

2015.11.12(木)

#渡辺 清彦

賃貸併用住宅の成功の秘訣

 目的が安定収入の確保なのか、節税対策なのか、相続・贈与対策なのか、投資なのかはっきりさせることが重要です。また、自身の預貯金、年収、年齢などの属性を分析し、万が一の場合のリスクに対応できるか否かを冷静に判断します。日常の生活が圧迫を受けるような事態は避けるべきで、リスクに対応できない分不相応な計画は、おこなうべきではありません。  ハウスメーカーであれば、提携している不動産会社を持っており、市場調査を実施してくれます。1社だけではなく、複数の市場調査を比較してみましょう。1Kが主流なのか、2DKがいいのか、ファミリータイプなのか賃貸住宅情報等で相場感を調べた上で、実際に周辺を歩き回り、不動産屋さんで情報を入手しましょう。  目的と目標を達成するためには基本計画をどうしたら一番よいか考えましょう。時期、ボリューム、構造、工法、資金計画を明確化していきます。施工会社はボリューム最大限の計画を提案するのが常ですが、本来の目的に合致しているかどうか、また、リスク回避がなされているかどうかを冷静に分析し決定します。ここが最大の山場。何度も収支計画をシミュレーションすることが大切です。  適した業者を複数選定し、基本計画を正しく伝え、市場調査、プラン、収支計算書を提案してもらいます。また必要に応じて、長期保証(家賃保証)も提案してもらいましょう。総費用、資金計画、返済計画を確認し、最良の借入先(金融商品)とライフプランに合わせた返済計画を検討していきます。  あらゆる提案の中から、一番適したパートナーを選定します。選定した施工会社と事業計画の詳細について煮詰めていきましょう。施工会社がハウスメーカーであれば問題はないのですが、ハウスメーカー以外であれば、信用度(決算状況)により、融資金利にも差が出たり、施工精度によりその後のメンテナンス費用が変わり、収支を圧迫するので、慎重に選定する必要があります。