2018.03.31(土)
#三木 涼
原状回復工事の費用を抑える3つのポイント
賃貸経営をされているオーナー様は、
退去が出ると毎回原状回復工事を実施されていることと思います。
しかし、築年数が20年、30年経つにつれ
原状回復工事の費用がだんだんと高額になってきて、
退去のたびに頭を悩ませているオーナー様もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は費用を抑える方法として
代表的な3つのポイントをご紹介します。
◎ポイント◎
①床材を塩ビタイル(フロアタイル)に変える
②壁紙を漆喰塗りにする
③キッチンの表層にシートを張る
細かくはもっと色々な方法がありますが、
分りやすい例をご紹介します。
①床材を塩ビタイル(フロアタイル)に変える
これは、塩ビで硬質の床材を使用することで、
クッションフロアのように、へこむということが少ないです。
ですので、凹んだから全面張り替えるという必要がなくなります。
また、材料も450角のものや、900×150のようなフローリング調のものまであり、
1枚ずつ張替えが可能です。
タバコのこげ跡があれば、その1枚を張り替えれば済むのです。
②壁紙を漆喰塗りにする
壁を漆喰仕上げにするというものです。
現状のビニルクロスの上からでも施工が可能で、調湿効果などもあります。
汚れた場合はサンドペーパーなどで表面をこすれば綺麗になります。
破損した場合でも、その部分だけ塗れば良いので、オーナーさまでも補修可能です。
③キッチンの表層にシートを張る
キッチンの扉や本体側面、底面にシート(リアテックシート・ダイノックシート)
を張るという施工法です。
これは、キッチンを入れ替えると数十万円という費用がかかるのですが、
シンクなど水廻りがある程度きれいな状態であれば、
このようにシートを張るだけでも相当価値が蘇ります。
以上が3つのポイントとなります。
これらはごく一部の方法ですが、
色々な工夫次第で原状回復工事費を抑えることは可能なのです。
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