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スタッフブログ

2018.03.16(金)

#黒木 菜緒

屋根の形で機能性が変わる!注文住宅を建てるときに知っておきたい屋根について

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マイホームを建築するとき、どんな壁の色にするか、どんな内装にするか、たくさんのこだわりがあると思います。しかし意外と知られていないのが「屋根」についてです。屋根にも種類があるということを知っていましたか?どの形を選ぶかによって、住み心地や家のメンテナンスなどに大きく影響してきます。

今回は住宅を建築する時に知っておきたい、「屋根の形状」についてご紹介していきます。

 

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Contents

 

・実はいろいろある!?屋根の「形状」

  ① 切妻屋根

  ② 片流れ屋根

  ③ 寄棟屋根

 

・ まとめ 

 

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【実はいろいろある!?屋根の「形状」】


 

 

「屋根」と聞いてどのようなものを想像するでしょうか。昔ながらの三角形のものもあれば、最近は平な屋根の建物も増えてきました。実は様々な種類があるのです。まずは屋根の形状の代表的なものをご紹介していきます。

 

① 切妻屋根(きりづまやね)

 

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切妻屋根は三角の形をした屋根のことをいいます。

切妻屋根は和風・洋風どちらにでも合い、基本的にすべての屋根材が利用できるというメリットがあります。さらに初期費用も経済的なため、多くの住宅で用いられています。

 

しかし、軒先のない面の壁面に太陽光や雨水が当たりやすいため、そちらの面の劣化がしやすく、雨漏りリスクが高くなります。さらに20年、30年経過し、壁が劣化すれば補修工事も必要になってくるため、メンテナンスが定期的に必要にもなってくるでしょう。

 

 

② 片流れ屋根(かたながれやね)

 

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片流れ屋根は文字通り、1面だけ傾いている屋根です。

最近のおしゃれな住宅でよく見かけますね。

 

面が1つしかないため、雨どいの取り付けも1か所で済むことから3つの屋根の中で最もコスト面に優れています。

屋根の頂点の部分が高くなるので、窓を高い位置に取り付けることができ、部屋を明るくすることができます。

 

しかし、壁面量が増えるため切妻屋根同様、軒先のない壁面は日差しや雨水が当たり、外壁が劣化しやすいです。

さらに屋根面積が狭いため、雨水を受ける量が多くなるため他の屋根の形に比べて屋根が劣化しやすいというデメリットもあります。

 

 

③ 寄棟屋根(よせむねやね)

 

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寄棟屋根は4方向に傾斜面のある屋根で、日本のお城の天守閣のような形の屋根のことをいいます。

建築基準法に対応しやすく、狭い敷地では建築基準法における隣地斜線制限、北側斜線制限といった面で有利になるという特徴があります。

さらに、4方向全てに軒先ができるため、壁面量が減って外壁の保護ができます。そのため、外壁のメンテナンスの頻度が下がるというメリットがあります。

 

しかし、他の屋根に比べて面が広く、材料も必要になってくるため建築費用は3つの中で最も高くつきやすいです。

 

 

 

【まとめ】


 

いかがでしたでしょうか。

どの屋根にもメリットデメリットがありますが、共通して言えるのは、【住宅は長い目で見る】ことが大切ということです。

 

建築予定の住宅に何年住み続ける予定ですか?家は建築して終わりではありません。何十年も住み続けるわけですから、定期的にメンテナンス費用がかかるわけです。

それぞれのメリットデメリットを理解したうえで、トータル的に出費のかからない屋根を選択することが重要です。