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2018.03.14(水)

#佐野 暢亮

無垢材と集成材のメリット・デメリット

ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
進和ホームの幸せづくり専門家 佐野です。
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今日は、無垢材と集成材の話を紹介します。

まず、無垢材と集成材の具体的な違いから
・無垢材
 天然の木である無垢材は加工されたあとも呼吸しており、水分のやり取りができます。
 部屋の湿度が高くなると木が湿気を吸収し取り込み、逆に乾燥すると水分を放出します。
 だから、無垢材をたくさん使った家は結露しにくく、爽やかで快適な住環境を保ちます。
 湿度を適度に保つことでカビやダニ、細菌なども発生しにくくなり、結露しにくいため
 建材も腐りにくくなる上、シロアリの発生も起こりにくく、住まいの耐用性をアップさせます。
 しかし、無垢材は反りやねじれが起きやすいというデメリットもあるので
 よく乾燥させた木を選ぶとともに、腕と経験のある大工が建築工事を行う必要があります。

・集成材
 集成材は材料となっている挽き板または小角材のピースを接着剤で貼り合わせた物です。
 つまり何枚もの薄い板をくっつけて強固にしたもので、強度や品質も安定しています。
 しかし、集成材の寿命は、素材である木材そのものより、使われている接着剤なのです。
 また、その接着剤が長年かけて揮発することで、シックハウス症候群や
 お子さんのアレルギー発症などにつながってしまう恐れがあることも実証されています。

当然ですが、どちらにもメリットとデメリットはあります。 
でも、やっぱり家づくりを進めていくと、経年美化していく無垢材にするか
コストパフォーマンスが高い集成材か・・・悩みますよね~。
その気持ち良くわかります!
無垢材にも集成材にも良い面はあるので
結局のところ適材適所で使うのが一番良いということなんです。

そこで、皆さんに覚えておいてもらいたいのは次の3つです。
1.リビング・寝室・廊下など日常的によく使う部屋には無垢材!
  トイレ・納戸・洗面所などは合板やビニール材などを使用するのがオススメ

2.建具(ドアやふすまなど、部屋を仕切り、開閉する部分のこと)は、集成材!
  ⇒無垢材でも良いが、伸び縮みで年月によるドアの開閉ができなくなる恐れが有り

3.柱や梁は無垢材を使うべきか、集成材を使うべきかに正解はありません。
  しいて言うなら、個人の好みです!
  ⇒前述の通り、それぞれのメリット・デメリットをよく考慮して決める
   個人的には、梁は強度が必要で反り等が生じないよう集成材がオススメです。

TEL:090-3058-0317
Mail:sano@e-shinwa.net
佐野暢亮