スタッフブログ

2018.02.15(木)

#佐野 暢亮

火災発生率のピークがもうすぐやってきます

ブログをご覧のみなさま、こんにちは!
進和ホームの幸せづくり専門家 佐野です。
C_tn_171127_03

消防庁の統計によると、日本では
毎月3000件前後の火災が発生しています。
冬から春にかけての時期は多く、中でも特に多いのが3月です。
みなさんの住まいを火災から守るため、
今日は建物火災の原因と対策についてお話しします。

■死者が発生した建物火災の原因
昨年1~6月に発生した建物火災は11,556件です。
そのうち、死者が発生した火災は600件で、死者の数は681人です。
死者が発生した火災の出火原因は
 1位:ストーブ・・・84件
 2位:タバコ・・・・69件
 3位:放火・・・・・58件
 4位:放火の疑い・・26件
 5位:コンロ・・・・21件
 となっており、以下「配線器具」「電灯電話等の配線」
 「灯油」「こたつ」「マッチ・ライター」と続きます。

■ストーブの対策
・完全に消火したことを確認してから給油する
・洗濯物だけでなく、カーテンや家具など
 燃えやすいものの近くにストーブを置かない
・洗濯物と同じ室内にストーブを置く場合、
 洗濯物を洗濯ばさみで固定するだけでなく、物干し台も固定する。
・シーズンの使い始めと使い終わりは、必ず灯油を抜いて掃除する

■タバコの対策
・絶対に寝たばこをしない
・煙草を吸う場所を決め、その周辺に燃えやすいものを置かない
・灰皿に水を入れる
・灰皿は、ふちが大きく深めのものが望ましい
・完全に消えていない吸い殻をゴミ箱に捨てない
・就寝前や外出前は、タバコの火が完全に消えているか確かめる

■放火の対策
・家の周りに燃えやすいものを置かない
・郵便物や新聞などはこまめに回収する
・物置や車庫は施錠する

■コンロの対策
・コンロの周辺に布巾なども燃えやすいものを置かない
・古くなったガスホースは使わない
・グリル内の油や汚れへの着火を防ぐため、こまめに掃除する
・服の袖への着火や延焼を防ぐため、
 防炎加工を施したエプロンやアームカバーなどを使用する
 (フリースなど、燃えやすい素材の服は特に注意!)

■その他の対策
・過熱を防ぐため、コンセントやコードの定格容量を超えて使用しない
・たこ足配線をしない
・コードを束ねない
・使用時以外はプラグを抜く
・ホコリへの引火を防ぐため、定期的にプラグを掃除する
・暖房に灯油を用いる場合、『油類火災』に適した消火器を常備する
・設置が義務付けられている寝室・階段だけでなく、
 キッチンにも火災警報器を設置する
・カーテンや絨毯は『防炎』タイプを使用する

■火災による本当の死因
家がやマンションが火事になってしまった時に
一番命を落とす原因につながるのは、火傷なのですが
同じくらいの確率で一酸化炭素中毒と窒息死があがっています。
これは、住宅の高気密高断熱を謳っている家にありがちなのですが
風の通り道などすきまがほとんど無い家だと
火災によるガスが充満し、火傷になる前に窒息で命を落としてしまいます。
だから、昔ながらの家だと建物は燃えても家族の命は助かるという
ケースが多かったんですね。

また、無垢材と集成材の違いなどをしっかり理解しておくことも
ポイントです。その理由と詳細は次回のブログでお伝えします!

 

CASAVIVACE HP:http://shinwa.osaka.jp/
TEL:090-3058-0317
Mail:sano@e-shinwa.net
佐野暢亮