マクドナルドから見えるもの

この前、マクドナルドに行ったときに感じたことを書きたいと思います。

現在、マクドナルドで子供向けの職業体験ができるのをご存知ですか？

その名も『マックアドベンチャー』です。

具体的に何をするかというと、子供がマクドナルドの店員さんの服装に着替えて

ハンバーガーを作る体験ができるというものです。

しかも、この体験にはステージが5段階あり、計5回クリアすると修了書までもらえるようになっています。

このあたりのマクドナルドさんの作戦ですね。

1回の体験を5回に分けることで購入頻度を仕組みで高めているのだと思います。

子供も自分が作ったハンバーガーを食べることに喜びを感じますし、親御さんとしてもわざわざキッザニアに

足を運ばなくても近所で子供に職業体験をさせることができるのはありがたい話です。

しかも、30代の奥様世代はSNSなどで発信したり、口コミをする力が大きいので集客効果も大きいですね。

宣伝広告費が抑えられるメリットもあるのではないかと思います。

子供、親御さん、業者が喜ぶ、まさに三方善しの経営ですね。

ハンバーガー（商品）を売ることから、ハンバーガーを作って家族で楽しむ（体験）を売る方へシフトして

いるのかもしれません。

おそらく他の業界でも、（商品）を売る→（体験）を売る　この流れができます。

それと、マクドナルドは不振の原因ともなった期限切れ鶏肉の使用問題も、このマックアドベンチャーを通して

払拭しようとしている様に感じます。

子供がハンバーガーをつくる過程を見るために、親御さんが子供と一緒にキッチンに入ることで自分の目で

食の安全を確認することができます。

この子供と親御さんのセット効果は、ハッピーセット効果より大きいと思います。

ハッピーセットのおもちゃに力を入れてる場合じゃありません。

妖怪ウォッチを客寄せパンダに使ってる場合でもありません。

自社の強みを見つめなおし、お客様に伝えることが大事です。

マクドナルドの強みは食の安全です。

実は、進和建設でも子供向けに職業体験を実施しています。

ペンキ塗や電気の配線、重機の操縦を通して建築業界のイメージを良くして、子供に憧れられる業界にしていこう

という試みです。

子供たちが楽しめるよう現場を動物園のような世界観に作り上げています。

この職業体験を通して、建築業界のイメージアップと自社の強みを見つめなおし、お客様に伝えていける機会に

していければと思います。

次回の開催は、11月14日（土）午後13時～午後16時までです。

場所は、大阪府堺市北区金岡町2216辺り

皆様のご参加お待ちしております。