スタッフブログ

2015.07.10(金)

#staff4

土地の価格はどのようにして決まるのか?

<![CDATA[

今回は、土地の価格の決まり方をお伝えさせて頂きます。

不動産の価格は高額ですし失敗したくないものです。

土地を購入・売却するときに、その土地の価格が適正なのか気になりますよね。

土地の価格がどのように決まっているかといいますと、実は4つの指標があります。

 

①公示地価

 公示地価は、国土交通省が1月1日現在においての標準地の正常な価格を3月下旬に発表します。

 この価格は主に公共事業用地の取得価格算定の基準になります。

 たまにニュースで「今年の地価は前年比〇%の上昇」とか「大阪市〇〇区〇〇で、平方メートルあたり〇〇円」と放送されているのを、

 見かけることがあると思います。

 ちなみに大阪の商業地で一番高いポイントはJR大阪駅南の「大阪第一生命ビルディング」です。

 住宅地の最高価格は「大阪市天王寺区真法院町」。

 「しんぽういんちょう」と読みます。

 芦屋のような知名度はありませんが、実は芦屋よりも地価が高いんです。
 
②路線価

 路線価は公示地価の8割程度になります。

 この価格は、相続税の計算などに使われる土地の価格です。

 毎年8月に国税局と税務署で公表されます。

 

③固定資産税評価額

 この評価額は公示地価の7割程度になります。

 地方自治体(市町村など)が、不動産取得税・固定資産税などの徴税額を計算するときに使う土地価格です。

 固定資産税評価額は3年に1度改定されるため、著しく地価の変動があった際は、実際の土地価格との乖離が大きくなることがあります。

 

①~③の価格は、税計算等の公の場面で利用されます。

この次の④が一般の不動産取引で利用される「実勢価格」になります。

 

④実勢価格

 不動産の所有者が不動産会社へ売却を持ちかけたときに、不動産会社から価格査定を受けます。

 この時に算出する方法が「取引事例比較法」といわれるものになります。

 その名の通り「他の不動産の取引事例と比較」するということです。

 現在売りに出ている土地や、最近の成約事例との比較により不動産の価格を算出していきます。

 

 土地の価格を比べるときに「坪単価」が使用されますが、この「坪単価」は土地の大きくなるにつれて

  価格が低くなります。

 なぜかというと、大きな土地になれば総額も大きくなるので購入できる層が少なくなってくるからです。

 大きな土地の購入する層は、建て売り業者やハウスメーカーが多いです。

 

 逆に、小さな土地になると総額が低くなり購入できる人が増加します。

 需要と供給のバランスによって、需要が多く、購入しやすい大きさの土地で、人気エリアであれば「坪単価」は高くなります。

 大きさの他にも価格に大きな影響を与えるもものがあります。

 交通の利便性や、道路の幅員、日当たりなども価格に影響してくるのです。

 

 ここまで書いた通り不動産の価格はさまざまな要素から決まります。

 もし、不動産の売却や購入をご検討中の方がおられましたら信頼できる専門家に任せることをお勧めします。

 進和不動産でもご相談に乗りますので、お気軽にご連絡してください。

 

]]>