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2014.03.02(日)

#渡辺 清彦

継承

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先日、こんな話を聞いた。

 

ある呉服屋さんの社長から連絡があり

先行きの不透明や利益の減少から

会社を売却したいとその方に連絡があったそうだ。

 

条件を整え

いざ、話を進めるべく仲介者として準備が整った頃

その呉服屋さんから連絡がったらしい。

「先日の話は無かったことにしてほしい」と!

 

その話を聞いたとたん「カチーン」と火花が散ったらしい

若社長の優柔不断に

振り回された!怒りを抑え話に耳をかすと

その若社長は こう続けたそうだ

 

何代にもわたって継承してきた事業を

簡単に諦めるわけにはいかない

 

父も、祖父も、曽祖父もたゆまぬ努力をしてきたのに

私だけ努力もせず・・・・

 

一年、猶予を下さい。

一度、血のしょんべんが出るまで頑張ってみす。

 

一年、粉骨砕身頑張ってダメなら全てをお任せします。

 

「鳥肌が 立ちました」とその方は私に仰いました。

 

継承したのは 企業や財産ではなく

男気、だったのかもしれません。

 

その後、業績が回復したのはいうまでも無い話。

 

 

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