2016.11.03(木)
#黒木 菜緒
今から始める正しい自己分析の仕方3つのポイント
こんにちは。採用担当の黒木です。
先日、直木賞を獲得した朝井リョウの「何者」を観てきました。
分析力の高い主人公、拓人。彼と彼の友人を取り巻く就職活動をリアルに描いたお話です。
共感できたか、できなかったかでネットの評価は二つに分かれている様です。
私は昨年就活をした身として、大変共感できて面白く感じました。
大学受験までは、学力が全てです。
しかし、就職活動は自分自身で勝負に挑まなければいけません。
これまでの経験とか能力とか思考とかで自分自身を飾って「何者であるか」を採用担当者の前に提示します。
どれだけ素晴らしいアクセサリー(経験)を持っていても、その身に着け方を間違って提示してしまっては、それは採用担当者に対して全く魅力的に映らないわけですね。
本当の自分で自分自身を描くためにも「自己分析」というのが非常に重要なのです。
ということで、今回は就活で避けては通れない「自己分析」について書きたいと思います。
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目次
・自己分析のやり方
・自己分析のポイント3つ
1. 自分の感情が動いた瞬間に着目する
2. 他人に意見を聞いてみる
3. 繰り返し、様々な方法をやってみる
・自己分析を笑うやつは自己分析に泣く!?
・まとめ
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自己分析のやり方
「自己分析って言われたって何やっていいか分からない!」そんな学生さんも多いかと思います。
実際様々な方法があり、ベストという答えもありません。
自分に合ったやり方を探すということが重要です。
いくつか自己分析のやり方を挙げますので、ぜひとも参考にしてみてください。
・ マイナビやリクナビなどの就活サイトの自己分析診断を利用する
・エニアグラムやエゴグラムといった有名な性格診断を行ってみる
・自分の過去の経歴を書き出しみる(過去分析)
・友人や先生、両親など周囲の人に自分について聞いてみる
自己分析は就活のためにやるのではなく、自分の適性、長所短所を見つけて、本当に自分に合った企業を見つけることが目的です。
「やらなきゃ」という責任に駆られる必要などありませんので、ありのままの自分で行いましょう。
それではやっていく上でのポイントを3つご紹介したいと思います。
1. 自分の感情が動いた瞬間に着目する
特に過去分析を行っているときにぜひ意識してほしいことが「感情が動いた瞬間に着目する」ということです。
例えば、あなたに「海外留学」という経験があったとします。
この事実だけであったら、他にも行っている学生も多くいますから、何の長所も生まれません。
しかし、その経験のなかで、どういう瞬間に感情が動いたのかを思い返してみてください。
例えば、「海外の学生との知識の差にくやしさを覚えた」のか「異文化に触れた瞬間に衝撃を感じた」のか。おそらく人それぞれだと思います。
その人それぞれの部分を理解することによって初めて、自分の個性が生まれるのです。
そこから、自分の性格を言葉にしてみて、他の過去のエピソードとも照らし合わせてみてください。
おそらく共通点が見つかるはずです。
その共通点から導き出されるあなたの特徴は、自信をもって話せる「個性」であると思います。
2. 他人に意見を聞いてみる
主観的な自分と客観的な自分というのは案外違うものです。
進和のインターンシップ生にも周囲から見たら「とてもはきはきしている」という印象にも関わらず、本人は「自分は暗い、何もできない」と感じている学生さんがいました。
案外そういう部分ってあると思います。
周りに「こういう風に見られている、こういう部分が評価されている」ということを知ることも立派な自己分析です。
そのときの注意点として、仲の良い友人ばかりに聞かないということです。
立場や環境が変わればあなたの振る舞い方も変わっていることでしょう。
ですので、高校の友人、大学の友人、サークルの先輩、バイト先の人など多くの人に聞いてみてください。
そうすると、共通点が見えてくると思います。そこがあなたの本当の強みといえる部分になります。
直接「私ってどういう人間?」と聞くのが恥ずかしかったら、自己分析結果の見せ合いから始めてみても良いと思います。
「こんな結果がでたけど、どう思う?」というふうに聞いてみてはいかがでしょうか。
3. 繰り返し、様々な方法をやってみる
就活サイトの自己分析も出てくる結果の項目が違ったりします。
「これ反対の事書いてない?」という結果が出たりすることもあります。
なので、一つだけやって満足するのではなく、様々な方法を繰り返し試してみてください、
人に聞いてみるというのもそうです。2回目3回目と聞いてみたらまた違ったエピソードが聞けて、あなたの武器になるはずです。
焦りは禁物です。
就活が終わるまで繰り返し行っていき、その度に長所や短所、また関連エピソードをバージョンアップしていってみてください。
自己分析を笑うやつは自己分析に泣く!?
キャリアパーク!というサイトによると、やればよかったと後悔しているランキングの1位はなんと自己分析です。
企業が一番知りたいのは、あなたの経験とか成績とかではなく「人柄」なのです。
では、企業はどこでその人柄を見極めますか?面接の話し方やその内容、エントリーシートの内容ですよね。
つまり、あなたは自分自身の「人柄」を話せなければいけないのです。
そう考えると自己分析はとても重要ですよね。
誰にでもできる自己分析ですから、自己分析に泣くことになることだけは避けたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
複数の長所・短所を理解しておくことによって、企業に対しての出し方も変えることができます。
ベンチャーならば積極性をアピールし、銀行ならば努力家をアピールするなどですね。
ぜひとも早いうちから自己分析に取り組み、あなたが「何者」なのか、しっかりと理解しておきましょう。
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