2016.10.27(木)
#黒木 菜緒
他の新入社員に差をつけろ!人事担当者が語る入社までの準備
こんにちは。採用担当の黒木です。
先日読んでいたForbesに「AIが目指す究極の人事」という記事が載っていました。
AIを導入することで、採用時のデータと入社後のデータを繋げて分析することで、入社後のパフォーマンス予測や、退職者予備軍の事前把握などが可能になるのだそうです。
学生にとっては合わない会社に採用されることがなくなりますし、企業にとっても採用にかけるコストが削減できるというということになります。
賛否両論あるかと思いますが、就活の考え方が大きく変わるのは間違いなさそうですね。
しかし!
未来がどうであれ、今年内定の皆さんは自分の目で選んだ会社に入社するために、しっかりと準備をしていかなければいけません。
ということで、今日は進和建設工業の今の採用システムを形にした責任者の一人、木谷友美さんに入社までに何をしてほしいかを尋ねてみました。
リアルな採用責任者の声ですので、ぜひとも参考にしてみてくださいね。
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目次
・採用責任者の生の声!学生にやってほしい入社準備5点
1. 日々の生活をビジネスの着眼点をもって見てほしい
2. 新しいことにチャレンジしてほしい。
3. 一つの着眼点(目的)を持って海外に行ってほしい
4. 経営者に会いに行ってほしい
5. 社員と積極的に関わってほしい
・新入社員はこんな理由で辞めていく?!
・まとめ
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採用責任者の生の声!学生にやってほしい入社準備5点
まずは木谷さんの紹介をしたいと思います。
木谷 友美さん
入社6年目 採用担当3年目
進和のインターンシップや、かつて面接形式だった選考内容を一新し、進和の求める社員を採用できるプログラムを1から作り上げた手腕の持ち主です。
そんな木谷さんに挙げていただいた「内定者に今やってほしいこと」は以下の5点です!
- 日々の生活をビジネスの着眼点をもって見てほしい
- 新しいことにチャレンジしてほしい。
- 一つの着眼点(目的)を持って海外に行ってほしい
- 経営者に会いに行ってほしい
- 社員と積極的に関わってほしい
詳しくは以下で説明していきます。
1. 日々の生活をビジネスの着眼点をもって見てほしい
私達の身の周りはビジネスで溢れています。
例えば、今あなたが使っているボールペン一つにしても、複数あるボールペンの中からそれを選んだわけですから、お客さんに「これにしよう」と思わせる秘密が隠されているわけです。
その秘密って何だろう?と思ってみると、今まで知らなかった社会が見えてきます。
他にも、「どこで収益を得ているのか」という点で着目してみると、面白いビジネスモデルが見えてきます。
例えば有名なやつだと、コストコですね。
コストコは安く購入できる会員制のスーパーです。なぜあんなに安くできるのか?
それはお客さんの購入した代金で利益を上げているのではなく、会員の年会費で利益を上げているからなんですね。
他にも周りをみてみるととても面白いことに気付けるはずです。
なぜあなたはiPhoneを使うのか?LINEを使うのか?そのお店を選んだのか?
そういう観点で周りを見ているとビジネス感覚が磨かれ、他の新入社員と差がつくこと間違いなしです!
2. 新しいことにチャレンジしてほしい。
「学生生活も残りわずか!あとは卒業するだけだー」
なんて考えているそこのあなた!残り5か月もあるのです!
卒論だけで残り5か月を過ごすのは非常にもったいない!
「学生」という肩書が使えるということと「時間」に融通が利くというのは非常に大きいと思います。
その資源を使ってぜひとも視野を広げてください。
もし思いつかなかったら3~4を参考にしてみてくださいね。
3. 一つの着眼点(目的)を持って海外に行ってほしい
卒業旅行で海外に行こうと思っている人も少なくないと思います。
海外はいいですよね!日本にはない文化があふれていて、とても新鮮です。
社会人になると、長期的な休みがとりにくくなりますし、長期休みはたいていどこも込み合います。
だからこそ、時間に融通の利く今、海外旅行に行ってほしいと思います。
しかし、「あー行ってよかった」で終わってしまうのは非常にもったいないです。
何か一つでもいいので、その旅行にテーマを持たせてみて下さい。
例えば!
ブルックリンならば「再利用された町やモノを見に行く」とか
ベルリンならば「最先端技術を見に行く」などです。
その国の歴史や今の情勢を知ると、見るべきポイントが見えてくるはずです。
そういう着眼点を持って行った旅行は一生の財産になります。
せっかくの機会ですから、効果を120%発揮できる旅行を計画してみてください。
4. 経営者に会いに行ってほしい
社会人になると地位や理由、相手に「会いたい」と思わせるメリットを提示できないと、経営者に合うなんてことは非常に難しいです。
しかし、「学生」という肩書はそのハードルを一気に下げてくれます。
学生向けの経営者のイベントに積極的に参加してみて、ぜひ声をかけてみてください。
経営者の方は経験とか知識だけでなく、人間性という面でも勉強になります。
そしてその感覚というのは、生で触れ合うことでしか得られません。
度胸のある人は直接会社に電話して、アポイントを取ってみるのもありかもしれませんね。
(当然その時は、自分がどういう立場でどういうことを学びたいのかを明確に伝えましょう)
その感覚を体感していると、就職先の経営者がどういう風の物事を捉えて、どういうことを考えているかを掴みやすくなると思います。
きっと誰よりも早くスタートダッシュが切れるはずです!
5. 社員と積極的に関わってほしい
これは非常に重要なことだと思います。
連絡がないのに、連絡したら迷惑かも…?
そう感じるのもわかりますが、来年からほぼ毎日顔を合わせなければいけない人たちになります。
その人たちがどういう人が分からない方が不安になりませんか?
進和の場合、内定者Missionとして毎日日経新聞を読んでのまとめとフィロソフィーに関するまとめを日報として、1年目社員に送信するということを行っています。
目的の1つに先輩とのコミュニケーションがあります。
年が近いということもありますし、働きだして一番質問しやすい人たちでもあると思います。
そういう人たちとあらかじめ親しくなっておくと非常に心強いですし、会社としてもスムーズにいく場合が多いです。
また、関わる中で社員を通して会社の考え方とか雰囲気とかが分かるかと思います。
そういうのを体感し、入社までに自分自身近づけておくということが、入社後のギャップを最小限にすることに繋がると思います。
新入社員はこんな理由で辞めていく?!
少し古いデータですが、就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」に投稿された企業評価レポートのうち、“新卒入社で3年以内に退職した平成生まれの若手社会人”の意見に基づいた「退職理由ランキング」を以下に示します。
1位 キャリア成長が望めない25.5%
2位 残業・拘束時間の長さ24.4%
3位 仕事内容とのミスマッチ19.8%
4位 待遇・福利厚生の悪さ18.5%
5位 企業の方針や組織体制・社風などとのミスマッチ14.0%
1位のキャリア成長が望めないというのは、入社時に「キャリア」がどういうものか描けていなかったからだと思います。
ビジネスのカンを磨き、視野を広げて、社員さんとの交流を増やせば、おのずと自分の働き方が見えてきそうだと感じませんか。
2位~5位に関しては、事前に社員さんとの意見交流で解決できそうな項目だと思いませんか。
新卒採用というのは一生で一度きりしかありません。
「新卒」という肩書はなんのキャリアもない状態で、会社が採用してくれる唯一のチャンスなのです。
このチャンスを棒にふることがないように、入社までの5か月間を有意義に過ごしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
5か月間という期間は長そうに見えますが、だらだら過ごせばあっという間に過ぎ去ってしまします。
この貴重な学生の時間を無駄にしないためにも、ぜひどうやって過ごそうか今一度見返してみてくださいね。
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