2016.08.06(土)
#staff8
経営の極意~収入を増やす④~
空室になっている原因が分かれば、
次は対策を考えることです。
賃貸物件の立地や周辺の市場性により、
一概に言えない部分はあると思いますが、次のような対策を考える
ことができると思います。
①案内件数が少ない(認知度が低い・条件に合わない(入居者/仲介不動産会社))
⇒募集条件を見直す①(家賃・敷金/礼金・初期費用)
⇒募集条件を見直す②(広告料)
⇒リーシング方法を見直す①(仲介不動産会社への訪問頻度・TEL・FAX・メール・WEB)
⇒リーシング方法を見直す②(物件資料・プロモーション動画)
⇒仲介不動産会社さんとの関係を見直す(食事会・定期訪問・TEL)
このような対策をして、案内件数を増やすことが大切です。
案内は定期的にあるけど、成約率が低い場合にどうすれば良いのか、ということについてお話します。この場合、実際は細かい市場の調査などをする必要がありますので、参考程度にしてください。
②成約率が低い
⇒管理方法を見直す(空室管理・共用部の定期点検・日常清掃)
⇒対応を見直す(早期対応・柔軟な対応)
⇒おもてなし方法を見直す(スケール・メモ帳・ペン・芳香剤・スリッパ・大家の手紙)
⇒物件の魅力の伝え方を見直す(POP・モデルルーム)
⇒間取り・内装を見直す(リノベーション・プチリフォーム・原状回復工事)
⇒用途を見直す(コンバージョン)
⇒貸し方を見直す(マンスリー・家具付マンション)
ここで大切なことが、“当て物件”になっていないか、ということです。
仲介不動産会社の営業マンは、1人のお客様に対して
3件から5件の賃貸物件を案内します。
その案内方法も、「当て物」「当て物」「決め物」ということで、
最後に決める物件まで2件から4件の“あまり良い物件ではないもの”を
案内します。
この当て物件になっているとしたら、いくら案内件数が多くても
入居が決まる可能性は低いと思います。
最近の賃貸仲介市場では、インターネットの普及により、
入居者さんが自分で物件を絞り込み、
見学したい物件を指定する場合が多いと思われます。
しかし、まだまだこのような方法で案内していることは、
現実です。
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